救援新聞・福岡県版  2013年3月15日号

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★  目次  ★
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 ■裁判勝利をめざす春のつどい ひらく
  13事件が「つどい」ともに勝利をめざす!
 ■棄却決定に抗議する
 ■第66回合葬追悼会に20遺族ら33人参列
 ■人権と正義のために力を合わせよう!参加しょう!
  参加をよびかけよう!
 ■福島原発事故から2年
  憲法が保障する人格権、生存権と共存できない
  原発をなくす裁判の原告を増やそう!
 ■冤罪 鹿児島・大崎事件 みなさまのご支援をお願いします
  あたいは やっちょらん! 再審請求棄却に強く抗議する
  「きちんと調べて」 原口さん 審理不十分 憤り


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■裁判勝利をめざす春のつどい ひらく
 13事件が「つどい」ともに勝利をめざす!

 3月7日、「裁判勝利をめざす春のつどい」がひらかれ、熊本・NECセミコン偽装請負裁判、山口・マツダ派遣切り裁判の原告をはじめ40人が参加しました。
 Y県本部会長が、「いろんな事件が交流する意義は大きいし、たたかう力にきっとなると思う。」と開会あいさつ。
 2月7日、地裁小倉支部で勝訴したTさんはたたかいの経過と支援運動の大事さを報告。 県労連のT事務局長から「仲間を信頼し、つながってひろがってたたかっていこう」と連帯のことばと激励を受けました。

参加・報告した裁判、争議:13件
・ NECセミコン偽装請負裁判
・ TNC正社員化M裁判
・ JAL不当撤回裁判
・ 生存権裁判
・ 公務員賃下げ意見訴訟
・ 読売新聞押し紙訴訟
・ マツダ派遣切り訴訟
・ 明治乳業争議
・ NTT不当労働行為是正争議
・ 原発なくそう九州訴訟
・ 筑後市電動車椅子不支給決定取消裁判
・ 九州建設アスベスト訴訟
・ 勝訴確定した後藤クリニック解雇事件


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■棄却決定に抗議する
 3月6日、大崎事件第2次再審請求を鹿児島地裁中牟田裁判長は棄却しました。
 当日、福岡支部のMさん、北九州総支部のNさん、県本部S事務局長が参加しました。 決定は、証拠調べなど一切することなく、弁護団の証拠には価値がない、と「無辜の救済」という再審の理念に逆行するものです。


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■第66回合葬追悼会に20遺族ら33人参列
 今年合葬される43人のご遺族に3月18日に東京・日本青年館でおこなわれる、第66回無名戦士合葬追悼会の案内とあわせて、3月2日に福岡市と北九州市で、3月3日に大牟田市でそれぞれ説明会をひらきました。
 その結果、今年の「合葬追悼会」に参列されるのは、20遺族から29人と昨年の遺族1人、付添のいしずえ会と国民救援会の3人の合計33人が参列されます。

合葬追悼募金にあたたかい募金が寄せられています
 この行事にかかる費用、経費1人の招待旅費などはすべてこの行事に賛同をいただいた団体や有志の募金で賄われています。 ご協力の訴えに、暖かい募金が寄せられています。
 県本部で100万円を超える募金が必要です。 みなさんのご協力をお願いします。

送金先 郵便番号 01760−2966 加入者 日本国民救援会福岡県本部


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■人権と正義のために力を合わせよう!参加しょう!
 参加をよびかけよう!

 裁判等の日程表
★読売新聞押し紙訴訟・K侵害賠償請求裁判
 3月15日 13:10
 判決 高裁
★第66回解放運動無名戦士合葬追悼会
 3月18日 12:45
 日本青年館
 19日まで 
★自由法曹団福岡支部
 3月18日 18:30
 憲法学習会
★福岡の中心で未来をさけぶ
 3月20日 12:45
 都久志会館ホール
★玄海原発差し止め訴訟
 3月22日 14:00
 佐賀地裁
★九州建設アスベスト訴訟
 3月27日 10:30〜16:30
 地裁
★杉森学園不当解雇事件
 4月 8日 11:00
 地裁


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■福島原発事故から2年
 憲法が保障する人格権、生存権と共存できない原発をなくす裁判の原告を増やそう!

 「原子力発電所を稼働することそれ自体が、重大事故が発生した場合に人体や生命に対して極めて甚大な被害を与える可能性が高いことに照らすと、少なくとも、憲法が個人に補償している生命、身体、健康を維持し快適な生活を営む権利、すなわち人格権(13条)及び生存権(25条)を侵害していることは明らかである」(パンフ原発を廃炉に)、として、九州電力と国に玄海および川内原発の差し止めを求めています。
 原告になるのは5千円必要です。 詳しくは事務局まで連絡ください。 


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■冤罪 鹿児島・大崎事件 みなさまのご支援をお願いします
 あたいは やっちょらん! 再審請求棄却に強く抗議する
 「きちんと調べて」 原口さん 審理不十分 憤り

 証拠を丹念に調べることもせず、裁判所は再審開始を認めなかった。 鹿児島県大崎町で1979年に起きた「大崎事件」で、殺人罪などで服役後、裁判のやり直しを求めた原口アヤ子さん(85)の第2次再審請求。 「きちんと調べてくれれば分かったはず」。 6日の鹿児島地裁決定でも無実の訴えは届かず、11年前に開きかけた扉はまたも固く閉ざされた。

 「腹が立って、残念でなりません」。 記者会見で原口さんは、何度も繰り返した。 弁護団長のM弁護士は「何度も証拠開示を求めたのに、裁判所は十分に審理しなかった」と憤り、原口さんが前日にしたためた「私は無実です」という書を掲げてみせた。
 逮捕直後から一貫して無実を主張した。 犯行にかかわったとされる元夫ら3人(いずれも故人)は服役後「警察の追及に屈し、うその自白をしてしまった」と供述を翻した。 2002年にいったん再審開始が認められた第1請求では、絞殺の裏付けとされた鑑定書の内容があいまいだったことも判明した。
 全国各地を訪れ、自ら支援を呼び掛け続けた原口さん。 「警察が間違うはずがない」と怒鳴られてもめげなかった。だが、最近は足腰が弱くなり1人で外出もできない。 事件のことを自ら話すこともなくなった。(西日本新聞)

デスクメモ
 中牟田裁判長は、冨山地裁高岡支部時代、その後、再審無実となる氷見事件の有罪判決に関与している。 二度と冤罪事件をつくってはいけないという思いはないのか。 とことん審理を尽くすことが、裁判所の義務だと思う。 良心の呵責。 裁判官に市民感覚がまったくないとは思いたくない (国)(東京新聞)


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