救援新聞・福岡県版  2013年6月5日号

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★  目次  ★
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 ■正義をつよくしょう
  国民救援会員を増やそう!
  署名を広げ、裁判傍聴や集会に参加しょう
 ■無実の人々を救う全国いっせい行動
 ■参議院選挙をのびのびと、元気に、堂々と
  のびのび宣伝をすすめる学習会
 ■平和で豊かな、よりよき社会をめざして活動された故人に
  感謝と敬意を表しょう
  第8回福岡における解放運動無名戦士合葬追悼会のご案内
 ■何よりも先ず正しい道理が通る国にしょう
 ■人権と正義のために力をあわせよう!
  参加しょう、参加をよびかけよう!
 ■大崎事件、原口アヤ子さん意見陳述きまる
  7月11日14時高裁宮崎支部
 ■選挙・政治活動に対する弾圧・妨害は直ちに国民救援会に連絡ください


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■正義をつよくしょう
 国民救援会員を増やそう!
 署名を広げ、裁判傍聴や集会に参加しょう

 「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきもの」(労働基準法第1条)をもとめるTNC正社員化M裁判やNEC重層偽装請負裁判。
 社会を築いてきたお年寄りに、健康で文化的な最低限度の生活を、親戚やご近所との付き合いができる生活を取り戻す「生活保護受給者老齢加算」廃止決定の取消しをもとめる「生存権裁判」。 人類と共存できない原発の差し止め、廃炉をもとめる裁判。
 「あたいはやっちょらん」と無実を訴え、裁判のやり直しをもとめる大崎事件や名張毒ぶどう酒事件など、無実の人を救う冤罪事件などの救援運動、さらには、表現の自由にもとづく自由な選挙へ弾圧、妨害を許さない活動など、国民救援会の運動は「正義」のたたかいです。 しかし、正義も強くなければ勝利は容易ではありません。
 いま、「会員拡大、組織強化期間」です。会員を増やし、署名、裁判傍聴などの運動を大きく広げ、正義を強くして、人権と民主主義をまもろう!


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■無実の人々を救う全国いっせい行動
 毎年5月20日前後に、無実の人を救う全国いっせい宣伝行動が取組まれます。 県内では、5月20日朝、遠賀中間支部がJR海老津前で9人が参加し500枚配布し、5月21日、福岡支部が天神で8人が参加し、250枚し、同じく5月21日、北九州総支部がJR小倉駅前で7人が参加し180枚配布と名張毒ぶどう酒事件、大崎事件、取調べの可視化を求める署名行動を行いました。


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■参議院選挙をのびのびと、元気に、堂々と
 のびのび宣伝をすすめる学習会

と き:6月8日(日)14:00〜   
ところ:戸畑生涯学習センター
講 師:T弁護士(北九州総支部長)

 7月21日投票が予定されている参議院選挙は、すでにはげしいたたかいとなっています。
 今度の参議院選挙は、安倍政権の憲法改悪、社会保障・労働雇用見直しなど平和、人権、民主主義をめぐってたたかわれる選挙です。 国民救援会にとっても重要な選挙です。
 「のびのび選挙」の学習会の講師を派遣します。 少人数でも出掛けます。 連絡ください。

●ビラ配布について
  マンションやアパートなどでは、ビラ配布をしているときに管理人などに苦情を言われることがあります。 そのような時には、ビラを配布していることを告げていったん退去します。 管理人を説得しようと、論争などはしないことが重要です。 これは近年強まっている、警察の干渉を許さないための処置です。
 もちろん、ビラの配布活動は言論・表現の自由として憲法で保障されています。 東京都議選挙管理委員会も「法定ビラ及び、選挙・政治活動にわたるビラの配布は、基本的に自由でなければならない」と表明しています。
  また、葛飾ビラ配布弾圧事件における東京地裁判決では「マンションでの平穏なビラ配りを犯罪とするような『社会通念』は確立していない」として無罪判決を行いました。 しかし、警察は革新勢力の活動を妨害する機会を狙っています。 ビラ配布の自由に確信を持ちつつ、充分な警戒心を持って旺盛に配布しましょう!

街頭宣伝には警察の許可はいらない
 ビラ配布やハンドマイク宣伝など街頭での活動に警察が「許可を取れ」と干渉してくることがあります。 しかし、下記の判決により、街頭宣伝に警察の許可はいりません。 警察の干渉には、「『有楽町ビラまき判決』と『東金国家賠償事件』の判決で許可はいりません」と抗議しましょう。

●街頭での宣伝行動について
 街頭や駅頭での宣伝行動に「近所から苦情があった」、「許可をとっているか」などと、警察官が干渉することがあります。 警察の干渉や妨害にたいしてはきちんと抗議します。

●活動中警察官に聞かれたときは
 警察官が現場にきて「事情を聞きたいから、警察までご同行を・・」などと言われた時は、「任意同行」か「逮捕」かきちんと確認しましょう。 逮捕でない時には「行く必要がありません」ときっぱりと拒否します。


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■平和で豊かな、よりよき社会をめざして活動された故人に感謝と敬意を表しょう
 第8回福岡における解放運動無名戦士合葬追悼会のご案内

6月9日(日)13:00〜16:00
中央区荒戸 ふくふくプラザ


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■何よりも先ず正しい道理が通る国にしょう
 松川事件対策協議会 会長

 今年2013年は、松川事件の無罪判決から50周年を迎えます。 松川事件一審判決(1950年12月)後、松川事件の救援運動に取り組んだ作家の広津和郎は、有罪判決の問題点を徹底的に批判するなかで、「たとえ政治体制がどうなっても裁判だけは公正であってほしい」「何よりも先ず正しい道理が通る国にしょう、この我等の国を」と訴えました。
  それから半世紀以上経過したいま、「裁判だけは公正であってほしい」「先ず正しい道理が通る国」を求める救援運動、「正義」のたたかいを強く大きくして、広津の言葉を現実のものにしましょう。

 読売新聞社の販売店潰しの横暴とたたかったHさんの礼状(要旨)とレッドパージ国賠裁判の最高裁判決に関する日弁連会長声明を紹介します。


「押し紙裁判」原告H
前略 ご報告申し上げます。 読売新聞社を「押し紙裁判」の被告として上告しておりましたが4月30日に最高裁の決定がでました。
・上告を棄却する。
・本件を上告審として受理しない。
という、残念で悔しいとしか言いようのない決定でした。 平成20年から読売新聞社を相手に裁判を起こし、地裁、高裁、最高裁と5年間にわたりここまで闘い続けてこれたのは、ひとえに、弁護団や支援者の皆様の熱意と温かい励ましがあったればこそと、感謝いたしております。
 本当にありがとうございました。 いままでのご支援に心からお礼申し上げます。
 私としましては、今後は支援者の立場にたって、他の様々な争議の支援をさせていただこうと思っております。 これからもどうかよろしくお願いいたします。 草々
 平成25年5月20日

レッド・パージ国家賠償請求訴訟最高裁決定に関する会長談話
 本年4月25日、最高裁判所第一小法廷は、日本共産党の党員又はその同調者であることを理由とする免職処分又は解雇を受けた3名が国に対して国家賠償を求めた裁判で、実質審理をすることなく上告を棄却する決定を下し、3名の請求を棄却するとの結論が確定した。
 レット・パージについて、既に、最高裁判所大法廷はマッカーサー書簡に超憲法的効力を認めて解雇を有効とした決定を下していたが(昭和27年4月2日)、今回、改めて国家賠償請求についても、司法救済が否定される結果となった。
 当連合会は、レッド・パージにより免職又は解雇された申立人らからの人権救済申立事件について、これまで2度にわたり、レッド・パージは違法で保障された思想良心の自由、法の下の平等という民主主義の根幹に関わる人権の侵害であり、占領下の連合国最高司令官といえどもかかる人権侵害は許されないこと、日本政府も占領下でレッド・パージを積極的に推し進めようとしていたと認められること、そうである以上、平和条約発効後に主権を回復した日本政府は自主的にレッド・パージによる被害の回復を図るべき責任があったこと等を前提として国の人権侵害性を認め、可及的速やかに、被害回復のための名誉回復や補償を含めた適切な措置を講ずるよう勧告してきた。
 今回の最高裁決定によって、国の国家賠償補償上の賠償責任は否定されることとなったが、これまで当連合会が2度にわたり勧告しているとおり、今なおレッド・パージの被害者の名誉は回復されておらず、日本政府の責任が重大であることには変わりがない。
 国は、当連合会の勧告を受けたにもかかわらずこれまで何らの対応を行っていないが、当連合会は、政府に対し、改めて、当連合会の勧告の趣旨を踏まえ、レッド・パージの被害者の名誉回復のために適切な措置を講ずることを求める。
 (平成25年)5月17日
 日本弁護士連合会 会長


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■人権と正義のために力をあわせよう!
 参加しょう、参加をよびかけよう!

★のびのび街頭宣伝 学習会

 6月 8日 14:00
 戸畑生涯学習センター
★第8回福岡における解放運動無名戦士合葬追悼会
 6月 9日 13:00
 ふくふくプラザ
★明治乳業争議団 天神・みずほ銀行前宣伝行動
 6月11日 17:30 
★九州建設アスベスト訴訟
 6月12日 10:30
 地裁
★T弁護士接見交通権侵害国賠訴訟
 6月13日 13:10
 地裁小倉
★オスプレイ配備撤回を求める九州交流会
 6月23日 13:00
 JR博多シティ 会議室
☆4月13日から上映された、名張毒ぶどう酒事件「約束」の鑑賞者は約40人でした。


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■大崎事件、原口アヤ子さん意見陳述きまる
 7月11日14時高裁宮崎支部


大崎事件ニュース
 2013.5.27 
 日本国民救援会宮崎県支部
 第一回進行協議が本日開かれました
 「裁判所は誠実に対応しようとしている」
 (M弁護団長の談話)
  午後1時半から、福岡高裁宮崎支部で途中、裁判官の合議中断をいれて3時すぎまで開かれました。
  鹿児島の弁護士が11名、宮崎の弁護士が5名、福岡の弁護士が1名、東京の弁護士が2名の合計19名の弁護団が参加しました。 検察側は、2名、裁判所側も2名でした。

●次回 7月11日(木)午後2時〜3時
 原口アヤ子さん本人の意見陳述がきまりました

 法定で尋問形式で行いますが、傍聴はできません。 この日に次回の進行協議とする裁判所の積極的姿勢です。 弁護団の即時抗告にたいする検察からの意見書は7月末をめどに提出するそうです。

●報告集会では
 ・原口さんの意見を聞くのはめったに例を見ない明るいニュース。
 ・裁判官の三つのタイプ。頑固・優柔不断・熱慮断行。
 ・非常に大きな一歩を踏み出したのだと思った。


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■選挙・政治活動に対する弾圧・妨害は直ちに国民救援会に連絡ください
福岡県本部・福岡支部
 092−713−0144
北九州総支部 
 093−967−1871


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